ディスプレイ・パッケージ

ディスプレイとは展示という意味で、一定のテーマのもとに商品を陳列して見せることを言います。博覧会、展示会などの催物やショーウインドーのディスプレイは、商品の宣伝や販売のためのものですが、そのような商業的な意図とかかわりのないディスプレイ、例えば美術作品の展示もあります。いずれにしても、観衆の動きにつれてテーマが生き生きと展開されることが望まれるために、単なる平面の寄せ集めではなく、全体の空間が一つのドラマとして構成されることが要求されます。
パッケージとは品物を保護したり、それを輸送しやすいようにしたりするためにつくられる包奘や容器のことで、基本的にはチューブや瓶や罐のように、便用後は捨てられるものと、コンテナのように何回も繰返し使用されるものとがあります。商品のパッケージは、売る側にとっては重要な宣伝媒体であるため、色彩や材料や構造についてデザイン的な工夫をされる場合が多くなります。